使用価値しようかち

これから得られるお金を、今の価値に直したもの

ひとことでいうと

使用価値は、その資産を使い続け、最後に処分するまでに見込むお金を、今の金額に直した価値です。

この機械で、これからも稼げる分

包装機を今すぐ売るのではなく、使い続けるとします。これから入るお金から、かかるお金を引き、今の金額へ直すと600万円になった、という説明用です。これが使用価値です。

使い続ける将来のキャッシュ・フローを今の金額へ直し、使用価値600万円とする図。
図1 これから得られるお金を、今の価値に直します。

継続的使用と、使用後の処分

使用価値とは、資産又は資産グループの継続的使用と使用後の処分によって生ずると見込まれる将来キャッシュ・フローの現在価値です。

見積りは、企業に固有の事情を反映した合理的で説明可能な仮定に基づきます。時価を出すための見積りではありません。

使用価値600万円と正味売却価額500万円を比べ、回収可能価額は高い方600万円になる図。
図2 売った場合より高ければ、使い続ける価値が回収可能価額になります。

600万円は仮定

図の600万円は、減損損失の記事と同じ説明用です。将来キャッシュ・フローの表から割り戻した計算例ではありません。割引率は、貨幣の時間価値を反映した税引前の利率とされています。

認識の判定で使う割引前キャッシュ・フロー(800万円)と、使用価値は別です。

実務ではここに注意

「これから売れそうな売上」だけを足すのではありません。必要な支出も見ます。

600万円は説明用です。

ここまでのおさらい

使用価値は、使い続けて得るお金を今の金額へ直した価値です。

出典と確認状況

説明の範囲
減損基準の使用価値(注1の4)の入門。割引率の選定、リスクの反映方法の選択、見積期間20年超の加算は対象外。

公開対象判定:独立レビュー通過・所有者による公開承認済み

割引率の具体的な算定、リスクをキャッシュ・フローと割引率のどちらに乗せるかの選択、20年超の加算は未判定。

一般的な学習のための説明です。個別の会計処理は、適用する基準と契約・取引の事情に合わせて判断してください。

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