資産とその価値 一歩くわしく
定額法ていがくほう
使う年数で割って、毎年同じペースで費用にする
ひとことでいうと
定額法は、使える期間のあいだ、毎期ほぼ同じ額の減価償却費を計上する方法です。
200万円を、5年で均等に
オーブン200万円を5年使う見込みなら、200÷5=40万円を毎年の費用にします。最初の年も、最後の年も、同じペースです。
毎期均等額
定額法とは、固定資産の耐用期間中、毎期均等額の減価償却費を計上する方法です。残存価額を置くときは、(取得原価−残存価額)÷耐用年数、が基本のイメージです。
この記事のオーブンは残存0円、200÷5=40万円です。単位は万円。
定率法との違い
定率法は、残っている金額に率を掛けるので、初年度の費用が大きくなりやすいです。定額法は水平です。どちらが正しいかではなく、資産の使い方に合う方法を選び、みだりに変えません。
無形固定資産は、定額法その他の方法による、と中小指針にあります。
実務ではここに注意
年度の途中で使い始めたときは、使用した月数に応じて月割りすることがあります。この記事は期首に買い、1年使う前提です。
200万円・5年は説明用です。税法の償却率表の転記ではありません。
仕訳で確かめる
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 減価償却費 | 40 | 減価償却累計額 | 40 |
ここまでのおさらい
定額法は、使える期間へ同じ額ずつ分ける方法です。
出典と確認状況
説明の範囲
企業会計原則注20(1)の定額法の入門。月割り、残存価額がある場合の算式、税法の定額法の償却率表は対象外。
- 企業会計原則注20(1):定額法は耐用期間中、毎期均等額の減価償却費を計上する方法。
- ASBJ等:中小企業の会計に関する指針第34項:定率法・定額法等を耐用年数にわたり継続適用。無形は定額法その他。
公開対象判定:独立レビュー通過・所有者による公開承認済み
残存価額がある算式、月割、200%定率法など税法の率は未判定。図2の定率法側は説明用の対比。
一般的な学習のための説明です。個別の会計処理は、適用する基準と契約・取引の事情に合わせて判断してください。