お金のきほん きほん
定期預金ていきよきん
あらかじめ決めた期間、動かさない前提で預けるお金
ひとことでいうと
定期預金は、あらかじめ決めた期間はお金を動かさない前提で預ける、普通預金より利率がやや高くなることが一般的な預金です。
「開けるまでの期間を決めた貯金箱」
定期預金は、あらかじめ「1年間は開けない」などと決めて預けるお金です。飲食店が2年後の改装のために、当面使う予定のない現金を定期預金へ移すように、すぐには使わないお金を分けておく場面で使われます。
「動かさない」と決めて預けるお金
飲食店が、2年後の店舗改装のために、当面使う予定のない現金100万円を、満期1年の定期預金へ預けたとします。定期預金は、預け入れるときに満期日をあらかじめ決め、その期間は基本的に引き出さない前提で預けるお金です。
満期までの期間が長いほど、また金額が大きいほど、一般的に普通預金より高い利率が設定されます。ただし、金利水準は預け入れ時点の市場環境や金融機関によって変わり、この記事では特定の利率を前提にしていません。
途中で引き出すとどうなる
満期前にどうしても引き出したい場合、多くの金融機関では中途解約に応じますが、当初の利率より低い利率(中途解約利率)が適用されるのが一般的です。定期預金は、満期までお金を動かさないことを前提に、普通預金よりやや有利な条件を受け取る仕組みだといえます。
預け入れから満期までの流れ
図2は、飲食店が現金100万円を1年満期の定期預金へ預け、満期時に元本100万円と利息を受け取るまでの流れです。預け入れの時点では、現金が減り、同額の定期預金(資産)が増えるだけで、まだ利息は発生していません。
貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に満期が来る定期預金は流動資産、1年を超える場合は投資その他の資産に分類します。利息の付く定期預金は預金保険制度上「一般預金等」に区分され、金融機関ごとに預金者1人あたり元本1,000万円までと破綻日までの利息等が保護されます。
仕訳で確かめる
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 定期預金 | 100 | 現金 | 100 |
ここまでのおさらい
定期預金は、満期までお金を動かさない前提で預け、その分だけ普通預金よりやや有利な条件を受け取る仕組みです。すぐに使う予定のあるお金には向きません。
出典と確認状況
説明の範囲
日本基準の入門解説。定期預金の性質、普通預金との違い、中途解約の一般的な扱いを扱う。個々の銀行の金利・商品性、譲渡性預金は対象外。
- 金融庁:預金保険制度定期預金や利息の付く普通預金等(一般預金等)は、預金者1人当たり1金融機関ごとに合算し元本1,000万円までと破綻日までの利息等を保護
- 企業会計原則注解注解16:現金預金の流動・固定分類(預金は貸借対照表日の翌日から起算して1年以内に期限が到来するものを流動資産とする)
公開対象判定:独立レビュー通過・所有者による公開承認済み
飲食店の数値は説明用の仮定です。個々の金融機関の金利水準、中途解約利率の具体的な計算方法は未判定です。
一般的な学習のための説明です。個別の会計処理は、適用する基準と契約・取引の事情に合わせて判断してください。