記録と財務諸表 一歩くわしく
オペレーティング・リースおぺれーてぃんぐ・りーす
貸し手にとって、倉庫を貸すのに近いリース
ひとことでいうと
オペレーティング・リースは、貸し手が、普通の賃貸に近いと見るリースの分類です。
倉庫の一角を、いつもの賃貸として貸す
物流会社が、自社倉庫の一角を2年貸します。借りる側は、倉庫そのものを買い取るわけでも、ほとんど使い切るわけでもありません。貸し手から見ると、いつもの賃貸に近い取引です。
ファイナンス以外がオペレーティング
オペレーティング・リースとは、ファイナンス・リース以外のリースです。貸手は、通常の賃貸借に準じて処理します。倉庫そのものは貸手の資産に残り、受け取るリース料を期間にわたり原則として定額法で収益にします。
旧基準の借手は、オペレーティングなら資産に載せないことがありました。新基準の借手は、短期・少額などを除き、使う権利を載せます。
貸し手の毎月の収益
図2では月20万円を2年、合計480万円です。貸手は原則として毎月20万円を収益にします。単位は万円。無償期間があるときのならしは、この記事では扱いません。
借手が同じ契約を新基準でオンバランスしても、貸手の分類が自動的にファイナンスになるわけではありません。
実務ではここに注意
「オペレーティング=借り手もオフバランス」は、旧基準の借手の話として区別してください。
月20万円は説明用です。
仕訳で確かめる
| 借方 | 金額 | 貸方 | 金額 |
|---|---|---|---|
| 普通預金 | 20 | 受取リース料 | 20 |
ここまでのおさらい
オペレーティング・リースは、貸し手の賃貸に近い分類です。借り手の新基準の原則とは別の話です。
出典と確認状況
説明の範囲
第34号の貸手のオペレーティング・リース。旧第13号の借手が賃貸借処理していた話は区別して扱う。借手の新基準の原則オンバランスとの混同を避ける。
- ASBJ:企業会計基準第34号第14項:定義(FL以外)。第48項:貸手は通常の賃貸借に準じた処理。
- ASBJ:企業会計基準適用指針第33号第82項:貸手のOLリース料は期間にわたり原則定額法。
公開対象判定:独立レビュー通過・所有者による公開承認済み
無償期間のならし、サブリースがOLになる場合、借地の権利金は対象外。
一般的な学習のための説明です。個別の会計処理は、適用する基準と契約・取引の事情に合わせて判断してください。